第五回 シュトーレン

ヒロ クランツさん特集第五回目は、

ドイツでクリスマスケーキといったらこれ! シュトーレンのご紹介です。



クリスマスリース クリスマスクッキー

12月になり、クリスマスも目前。

ヒロ クランツさんでは、毎年クリスマス前になると、

ドイツの伝統的なクリスマスケーキ・シュトーレンを作っています。

シュトーレン


シュトーレン

シュトーレンは東ドイツ・ザクセン州生まれのイースト菓子。

パンよりもずっと重い、日持ちする生地で作られています。
クリスマスの1ヶ月程前から売り出され、

クリスマスまでの間、薄くスライスして食べていきます。

コーヒーやワインと一緒に食べるのが一般的だそうです。



表面にたっぷり塗られているバターも日持ちする理由。

笹川さんは、日本では刷毛でバターを塗っているそうですが、

ヨーロッパにいるときは、大量に作るので

「溶かしたバターに"どぼん"と漬けていた」のだとか。

その上に、乾かないようグラニュー糖がまぶされていて、

冷めたら更に白い粉糖がかけられます。

笹川さん



天使とサンタ レープクーヘン

ヨーロッパのクリスマスには、生菓子はあまりありません。

マジパン(砂糖と挽いたアーモンドを混ぜたもの)で色々なものを作ったり、

はちみつと香辛料のクリスマスクッキー・レープクーヘンを食べる風習があります。

 

対して、クリスマス用のシュトーレンには

マジパンと、様々なドライフルーツが練りこまれています。
これには、寒くて作物の取れないドイツの冬の、
栄養補給源という意味もあるのだそうです。

シュトーレン



シュトーレン

良く焼かれているので、表面がさっくり。

しっとりした生地からはラム酒の香り。

 

素朴ながらも華やかな、存在感のあるこの味は、
クリスマスを待つこの季節にぴったりです。



ヒロクランツさん外観

ヒロ クランツ

住所:〒951-8104 新潟市中央区西大畑町615-17
TEL/FAX:025-225-1692 
営業時間:AM10:00〜PM7:00  定休日:毎週火曜日

地図はこちら


<<第四回へ

 

第六回へ>>

<<特集トップへ戻る

   
このページのトップへ戻る