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弥彦燈籠まつり

第4回の弥彦神社特集は、

最初にあまり知られていない弥彦神社についての

お話をひとつご紹介したいと思います。

実は、弥彦神社の神様は、石油の神様なのです。
そういったことから、石油掘削の前には、

現場に出向いて、お払いをすることもあるそうです。
以前は、外国で掘削船を生産した際にも、

お払いの依頼があったそうなのですが、

残念ながら断ったとのことです。
また、イスラムの国で、お札が祭られているところがあると伺い、

大変驚きました。

弥彦神社:石油精製釜石油精製釜

今回は、7月24日〜26日に行われた、

『弥彦燈籠まつり』(24日:前夜祭/26日:還御祭)をご紹介します。

このまつりは、国の重要無形民俗文化財に指定されており、

疫病退散と五穀豊穣をお祈りするまつりです。

弥彦神社

ところで、皆さんは、“燈籠”と聞いて、

どういったものを思い浮かべるでしょうか?
多分、左のようなものなどを想像すると思います。

しかし、この『弥彦燈籠まつり』では、右のような木で組まれた台を色とりどりの造花で飾りつけ、みこしのように担いで町内を回っていきます。

 

25日の午後には、

地元の小中学生などによる『子ども燈籠押し』が行われ、

時折雨があたるあいにくの天気の中、

子どもたちの元気な声が街や神社に響いていました。

拝殿の前に特設された仮舞殿では、

子どもたちや保存会の方による『里神楽奉納』があり、

多くの方が御覧になっていました。

そして、このまつりが、さらに盛り上がるのは、夜になってからです。

 

百数十人余りの人が、弥彦山頂より御神火をいただいて、

松明を手に下山し、そのまま町内を行進する、『弥彦山松明行進』。
これは、弥彦の火祭りとしても名物行事にあげられています。

弥彦神社

また、夜9時からは、『大燈籠巡行』が行われます。
この『大燈籠巡行』は、昼間、こどもたちにより行われた、『燈籠押し』とは違い、
大人たちによる、『燈籠押し』になります。

担ぎ手たちは、神社より出てきた大燈籠を、鳥居の前で、威勢のよい掛け声とともに、激しく上下に揺さぶったり、ぐるぐる回したり、時にはぶつけ合ったりします。
その様子は、大変勇壮で迫力のあるものです。

また、このまつりには、地元の方だけではなく、
県内各地より多くの方が参加しており、
にぎやかな笛や太鼓の音色とともに、
大燈籠を担ぎ、2時間余りにわたって町内を1周します、
この間にも、花火大会が行われており、『大燈籠巡行』に花を添えています。

これから、秋を迎え、紅葉のきれいな季節がやってきます。
また、その後は、冬に入り、雪の季節になります。
以前、宮司様は、
「雪の季節(降っている状況や様子)は、
全てが清められていくような感じがして、一番きれいに感じます。
県外の方に、是非雪の弥彦神社を参詣してほしい。」
と、おっしゃっていました。
皆さんもぜひ、雪の弥彦神社を参詣してみてはいかがでしょうか?

4回にわたりお送りしてきた弥彦神社特集ですが、今回が最後になります。
まだまだ、ご紹介し切れていない行事や祭事があったとは思いますが、
これを読んで、弥彦神社について、興味を持っていただければ、幸いです。
今まで、ご愛読頂きありがとうございました。

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